- しまたびの体験紹介
【伊平屋島】素敵な民具と手仕事に「種水土花」で出会う。ものづくりの島旅に行ってきました。
沖縄本島周辺離島/ 伊平屋島(いへやじま)
今回は沖縄本島北部の運天港(うんてんこう)からフェリーで約80分ほどの場所にある、沖縄最北端の島「伊平屋島(いへやじま)」に行ってきました。
伊平屋島はマラソンランナー界隈では、満月の夜に走る「ムーンライトマラソン」が有名で知られています。
また、お世辞にもアクセス良好とは言えない場所ですが、その移動距離の大変さも吹き飛ばすぐらい、県内TOPの美しいビーチやサンゴ礁が広がっています。
そんな島で、沖縄の伝統クラフトを現代にアレンジした民具づくり作家さんのもとで体験できるワークショップに参加してきました。
最高で50mの透明度を誇るという美しい伊平屋島の海。
到着してすぐに目を奪われました。。。
訪れた場所は港からレンタカーで2分、徒歩でも15分ぐらいの場所にあるアトリエ「種水土花(シュミドカ)」さんです。
青い空に映える、白い屋根が特徴の古民家。
クラフト好きの僕はこの時点で、「これはイケてる作品があるに違いない!」とビンビンに感性を掻き立てられます!
お店はギャラリーと体験スペースが併設された作りになっていて、お土産を買いに立ち寄るのもおススメです。
種水土花で作品を作られている、是枝麻紗美さんは鹿児島生まれ。東京でスタイリストとして活動されていたそうです。
沖縄移住をきっかけに島の自生植物を使った民具づくりの魅力を知り、独学で作品を作っています。
今回はクバの植物(和名:ビロウ)という椰子科の植物のを使って、ガーランド(壁飾り)作りを体験!沖縄らしい海を感じる貝やシーグラスを選び、月桃(げっとう)の縄や芭蕉(ばしょう)の紐を使ってクバのリングに結びつけていきます。
色々なパーツがあって、選ぶのが悩ましい!笑
この体験の詳細はこちら
【民具作り体験|30分】伊平屋島の植物のクバと月桃縄を使った貝殻orシーグラスのお守りガーランド作り!
それぞれのパーツ選びが終わったらあとは組み合わせるだけ。草木の香りと手に伝わる感触に癒されながら作業を進めます。
時間としては30分~40分ぐらいでサクッと作れるので、帰りのフェリーを待ちながらでも楽しめる体験です。
満足のいく作品が出来上がった後は、店内のアトリエで作品を見させてもらったのですが、素敵なクラフトばかりで全部欲しい。。笑
沖縄には多種多様なクバ民具があるのですが、個人的には種水土花さんの作品は現代でも使いやすいデザインで、クバの模様や構造をきれいに道具として成り立たせていて、すごいな~と感じました。
店内でうろうろしながら悩むこと10分、このクバのトレーに決めました!
後で知ったのですが、2019年沖縄県工芸公募展でデザイン賞を取ったそうです。
しかも、クバには水をはじく特性があるとのこと。キッチンの近くにおいても湿気や水が跳ねても壊れないとは。。
なんとも使いやすいデザインで、今では自宅のダイニングテーブルに、フルーツ等を置いて大事に使わせてもらっています。
ぜひ、伊平屋島の素敵な民具に出会う旅に出かけてはいかがでしょうか?
基本情報
種水土花(シュミドカ)
住所 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋2135-63 |
営業時間 | 午前:9時 ~ 12時 午後:13時30分 ~ 17時 |
休み | 火曜、水曜 ※島の行事により不定休 |
備考 | 駐車場有り |