【阿嘉島】那覇宿泊で晴れたらフェリーで離島へ!レンタサイクルで冬の日帰りサイクリング

沖縄本島周辺離島/ 阿嘉島(あかじま)

那覇空港からゆいレール(モノレール)で1本の那覇は観光の拠点として最高の立地。
沖縄で「遊ぶぞ!呑むぞ!買い物するぞ!」が目的の旅行であれば、国際通りや公設市場などもあるのでおすすめです。が、滞在中にとっても天気がよかったら・・・やっぱりエメラルドグリーンの海が広がる景色を楽しみたい!

そこでおすすめなのが、思い切って「日帰りで離島旅」しちゃうこと。
国道58号線沿いの泊港(とまりこう)から行ける慶良間(けらま)諸島の中から、阿嘉島(あかじま)と慶留間島(げるまじま)をご紹介。アクセスが良いので「晴れ=島旅」はハマります!

 

 

泊港のターミナル「とまりん」から阿嘉島への行き方は、9時発の高速船「クイーンざまみ」もしくは10時発「フェリーざまみ」。高速船だと約50分で到着するのですが、船首の景色が好きなのであえて約90分かけてフェリーで向かいます。

さっきまで見えていた泊港が那覇の街と一体化して見えるくらい遠くまで来ると、周りはコバルトブルー一色。

 

 

客席が3フロアあるフェリーざまみで、船首だけでなく左右のデッキ、屋上、海に一番近い階下などうろうろしていると海の色が変わってきました。この色になると船の上からでもサンゴが見えてきます。なんと、この時はウミガメまで泳いでいました!早すぎて目で追うのがやっと・・・。フェリーの時はウミガメ探しも楽しいですよ!

そして目の前には阿嘉島と慶留間島を繋ぐ「阿嘉大橋」が。阿嘉港は向かって右側なので、ここからぐーっと右に転回します。

 

 

阿嘉港フェリーターミナルに到着。港周辺、橋の下は公園になっていて芝生も青々。赤瓦の屋根と相まって、ほのぼのした雰囲気がいい!

 

 

港の正面にある、阿嘉大橋に上がる螺旋階段からの一枚。左側が港です。海の青、芝生の緑が気持ち良すぎる。。。

 

 

建物の中にはチケット売り場やパーラー(売店)のある待合所があります。

 

 

広い待合所には、地元の小中学生が作ったレポートなどが展示されています。お迎えに来た人、見送る人など港ならではのシーンにぼんやり浸ります。

 

 

今回は「レンタルショップ しょう」さんで自転車を借ります。前回はアダン葉を使ったブレスレット作り体験や漁協の漬け丼など、スケジュールがいっぱいだったのでレンタルバイクにしましたが、今回はのんびり旅なのでレンタサイクルです。前後にカゴがあるのは便利!

「レンタルショップしょう」でレンタルバイクの様子はこちら
【阿嘉島】オリジナルグッズも素敵な「レンタルショップ しょう」のレンタルバイクで外地(ふかじ)展望台までぐるり

 

 

電動自転車ではないのですが、ギアチェンジができるのは助かります!レンタカーがない阿嘉島は、自然の音の中でサイクリングを楽しめるので気持ちがいいです。

 

 

早速、阿嘉大橋を渡って慶留間島、外地(ふかじ)展望台に向かいます。緩やかな坂を下ったり上ったりしながら、のんびり海沿いをサイクリング。1月でしたが天気が良いので汗ばむほど。途中で子供のウミガメが波に揺られているところに遭遇しました。

 

 

外地展望台を目指したのは「くじらが見えるかな」と淡い期待があったから。残念ながらその姿を見ることはできませんでしたが、展望台までの道にツツジを発見!沖縄本島北部の東村(ひがしそん)では3月につつじ祭りが開催されますが、まさか1月にツツジに出会えるとは。。。

外地展望台についてはこちらでも紹介しています。
【慶留間島:外地島 続編】穴場スポット・慶良間空港の隠れ絶景ポイント!外地(ふかじ)展望台に行ってみた

 

 

帰りは16:00発の高速船。集落散策もしたいので阿嘉島へ戻ります。途中、慶留間橋から見える慶留間小中学校がこちら。羨ましい立地ですよね!毎回写真を撮ってしまうスポットです。

 

 

阿嘉大橋を渡って阿嘉島に戻り、集落をぐるり。海が近いので塀が高めになっています。

 

 

集落の南側に前浜ビーチが広がっているのですが、そこにはこんな足跡が。丸くて縦方向に足跡が並んでいます。ここでは足跡の主に会えないまま、自転車を返却して阿嘉港までお散歩です。

 

 

阿嘉大橋の下は日陰の公園。橋の奥、右側面が少し緑がかった青色になっているのが分かりますか?実はこれ、橋に反射している海の色!何度見ても不思議で感動しっぱなしです。

 

 

遊具があるエリアへの入口は少し変わった網目状の道になっています。「鍵を落としたら大変だなー」と思ってふと前を見ると・・・

 

 

草を食むケラマジカが!!!近い側溝!!!
先程の網目はシカよけ、ビーチの足跡はケラマジカのものでした。ケラマジカはその名の通り、慶良間諸島に生息する野生のシカ。本土にいるニホンジカよりも小柄で、成獣でも30kg程度だそうです。夕飯の時間なのか、子供が公園で遊んでいる側で二匹がそれぞれお食事中でした。島の子供たちも特に気にする様子もなく、あまりに自然な光景で驚きです。

 

 

港に背を向けてケラマジカを観察していたのですが、振り向くと高速船「クイーンざまみ」がこちらに向かっていました。乗り場までは1分もかからない距離。「フェリーで島旅」というとバタバタしそうなイメージですが、小さな島だからこそ日帰りでも余裕のある島時間が満喫できます。次回は阿嘉島に一泊して、夜にかけて活発になるケラマジカ達に会いたいと思います!

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阿嘉島

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