【渡名喜島】赤瓦が綺麗な風情ある民宿に宿泊したらラジオ体操の音楽が!?

沖縄本島周辺離島/ 渡名喜島(となきじま)

渡名喜島(となきじま)へ行った時の民宿のお話です。
今回の宿は「赤瓦の宿 ふくぎ屋」さん。2泊の島旅です。石垣に囲まれた一軒家タイプの宿で1泊2食付き、その名の通り赤瓦がとても素敵な外観です。

渡名喜島へは那覇市の泊港(とまりこう)からフェリーで約2時間。
「赤瓦・白砂・ふくぎ並木」という沖縄の原風景が残り、文化財として重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、穏やかな島時間を過ごせる島です。

 

 

屋内は畳敷きで、どこか懐かしい昔ながらの風情あるお部屋。畳と木造ならではのほっとする匂いがします。テレビやエアコン等、一般的な家電から消臭スプレー、虫対策の殺虫スプレーまで用意されています。
初日、島のアリさんが出迎えてくれたので虫対策に納得でした(笑)
※棟により造りが異なります。

 

 

この日はあいにくの天気でしたが、奥に続く赤瓦、石垣を覆う緑、雨のおかげで更に鮮やかに映えて、絵になる風景に思わず立ち止まります。

 

 

畳なので布団かなと思いきや、今回は二つ折りのベッドを用意していただきました。ベッドの上に敷布団をセットするスタイル。
キャスター付きなので好みの場所を寝室にできます。
※こちらのベッドも全ての棟に用意されている訳ではございません。

 

 

板敷の台所からは「フクギ」が見えます。宿の名前にもなっているフクギ(福木)は、まっすぐの幹と丸い葉が特徴。沖縄では防風林として植えられる木です。樹齢300年のフクギの妖精「ふくぎのフーちゃん」は渡名喜島の公式キャラクターにもなっています。
洗濯機、電気ポット、掃除機なども揃っていて、滞在中は夜食のどん兵衛用にポットでお湯を沸かしていました。なんだか離島で食べる夜食はいつもと違う感覚です。

 

 

朝夕の食事は別の棟。こちらも素敵な古民家です。

 

 

夕飯のおかずは刺身、揚げ物、煮物、もずく酢と盛りだくさん!旅行中は食事のバランスが崩れがちですが、普段の食事より健康的な献立です。

 

 

ほとんどの棟が昔ながらの造りで外にお風呂とトイレが設置されてますが、この棟はなんとユニットバス!お湯はしっかり出ます。小さな虫が電気に吸い寄せられて入ってきていましたが、それはご愛敬。

 

 

翌日の朝食はこちら。肉、魚、野菜、海藻に納豆まで添えられています。体が喜ぶ食事に朝から食欲が止まりません。

 

 

そんなこんなで渡名喜ステイを楽しんでいると、ふと扉付近に何かを発見。15時になって答えが分かりました!こちらはなんと防災無線。15時になるとここからラジオ体操が流れます。
後からオーナーに聞いてみると、コロナ禍で外出できない島の人のために、家でも身体を動かして欲しいと考えたのだそう。ラジオ体操以外にも、村内のお知らせ等も流れます。

僕も懐かしくて、写真を撮るだけでなく思わずじっくり防災無線に見入ってしまいました。
もちろん一緒にラジオ体操も♪

 

 

集落ののんびりした空気、古き良き沖縄古民家の風情、ラジオ体操で一汗かく。
初めての島でしたが、すっかり馴染んで豊かな渡名喜ライフを楽しんだとさ。

 

基本情報

赤瓦の宿 ふくぎ屋

住所沖縄県島尻郡渡名喜村1909
TEL090-4350-9299
営業時間
休み
備考当日予約は不可

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