- しまたびの体験紹介
【久米島】50年以上前の生活の営みを感じる神秘的な体験!行き先は当日発表の「秘境ツアー」に参加してみました
久米島/ 久米島(くめじま)
2022年10月、久米島のシュノーケリングショップ「悠久(ゆく)」の中島悠希さんガイドによる「秘境ツアー」に参加してきました。
このツアーは、多くの観光客が訪れないようなディープなスポットを中島さんが厳選して案内してくれるプランです。
その日の状況に合わせてコースを決定。
この日は「旧阿嘉集落(きゅうあかしゅうらく)」へ案内してくれました。
こちらが、ガイドの中島悠希さん。
メインはマリン系アクティビティのガイドさんですが、久米島全体の観光を盛り上げるために島内の色々な方と連携して、魅力的なプランをたくさん作っています。
中島さんは海にも陸にも精通されているので、ガイドブックには載っていない話を沢山聞くことができます。
旧阿嘉集落は、久米島の北側、代表的な景勝地である比屋定(ひやじょう)バンタのほど近くに位置する、秘境中の秘境スポット。
天候にも恵まれ、この壮大な景色!ここが秘境ツアーのスタート地点です。
実はここにも旧阿嘉集落の名残があるようで「岩場から岩を切り出して人が生活するための工夫がなされていた」とされています。近くで見ると、確かに人の手が加えられた痕跡がありました。
いよいよ、旧阿嘉集落を目指して茂みの中を突き進んでいきます。想像以上にレベルの高い道!成人男性の私でも、中島さんに付いていくために一生懸命頑張りました。ただし、秘境ツアーは、参加者の年齢や状況などを考慮していただけるので、みなさんの参加を歓迎します、とのことです。
茂みを抜けるとそこには道が。ここが「旧阿嘉集落の入り口」とのこと。
そしてこちら「石垣(いしがき)」です。これを見て、確かにここに人々に生活があったのだと実感しました。
久米島には今でも阿嘉集落があります。その阿嘉集落の前身が旧阿嘉集落。つまり、まるごとお引越しをした結果、ここには誰も住まなくなったと言われています。
石垣の近くにあるこちらの木々。右側の木は、人の手で四角く削り取られていることが分かります。これは、まな板代わりに削った木を使っていた、という説が有力とのこと。昔の人の生きる知恵を感じました。
ついに到着しました。旧阿嘉集落。
想像よりも本当にしっかり痕跡が残っていて、昔の人々の気配を身近に感じました。
「確かにここで生活をしていた人々がいた。」
耳をすませば、自然の中に息づく生活の音が聴こえてくるような気がしました。
集落がお引越しをした時期は昭和38年頃だそう。半農半漁生活を基本としていた旧阿嘉集落ですが「台風や塩害などで崖の上のほうへ集落ごと移住をした」とのこと。ひとつの地域の歴史を強く感じた時間でした。
旧阿嘉集落でゴールかと思いきや、さらにその先を目指すとのこと。
こちらがもう1つの目的地「ガジュマルの木」。ガジュマルの木には幸福の精霊「キジムナー」が宿るという言い伝えがあります。沖縄県には森の中だけでなく公園などでもよく見かけますが、この久米島・旧阿嘉集落の中にあるガジュマルの木。大きなインパクトを与えてくれました。
もちろん、秘境ツアーだからこその興奮もあるとも思いますが、本当に立派な木。
木を見上げてみました。個人的な印象ですが、この場所には不思議と心で感じる自然のパワーがありました。
秘境ツアーの帰りには、「お疲れ様でした」とヤドカリさんがご挨拶してくれました。こちらのヤドカリさん、正式名称は「ムラサキオカヤドカリ」と言うそうです。
そしてツアー終了後に、しまたび繋がる特典『【特別ゆんたくタイム!】体験プラン終了後、コーヒーを飲みながら、島のことについて「ゆんたく(おしゃべり)します♬」』を堪能しました。
その時のおしゃべりで、中島さんの久米島での活動のことを色々と聞くことができました。観光の仕事を頑張りつつ、地元の食材を活かせる飲食業なども手掛けていきたい、という目標も語ってくれました。素晴らしいですね!
しまたびプラン体験記、いかがでしたか?
美しい海も魅力的ですが、島の文化に少し踏み込んだアクティビティをお探しの方、中島さんの主催する秘境ツアーはおすすめです。
今回体験したプランはこちら
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基本情報
久米島シュノーケリングショップ「悠久(ゆく)」
住所 | 沖縄県島尻郡久米島町字謝名堂583 |
TEL | 090-3796-5386 |
営業時間 | 9時 ~ 18時 |
休み | 不定休 |
備考 | イーフビーチのすぐ近く、マキノコーヒーの隣のコンテナ型ショップ |