【与那国島】世界最大の蛾「ヨナグニサン」を見るならアヤミハビル館へ!

八重山諸島/ 与那国島(よなぐにじま)

日本最西端の島「与那国島」は石垣島からプロペラ機で約30分ほどで着く、孤島です。

ダイバーや大物狙いの釣り人に人気の島ですが、初めて訪れる方におススメしたい観光体験はこの3つ!

①かわいいヨナグニウマと記念撮影
②海底遺跡見学ツアーに参加
③世界最大の蛾「ヨナグニサン」を見る

今日は三つ目の、沖縄県指定天然記念物でもある「ヨナグニサン」が展示されているアヤミハビル館についてご紹介したいと思います。

 

 

アヤミハビル館は、世界最大の蛾「ヨナグニサン」(方言名:アヤミハビル)の生態や島の亜熱帯の環境について学ぶ事が出来る施設。
小高い山の方へ上った先にあるので、レンタカーで行くのがおすすめです。

この施設は与那国島の人々とヨナグニサンの関わりや、その他の昆虫や動物などの紹介、絶滅危惧種(レッドデータ)の生態展示などもあり、見ごたえは十分!

 

 

まずは受付で入館料を支払います。
大人500円、小人300円です。

施設の中は冷房がしっかり効いているので、涼しみながら見学できるのは有難いです。

ヨナグニサンの卵から幼虫~成虫にかけて、段階的な写真と剥製が並んでいます。

※2023年5月時点の情報です。

 

 

施設のスタッフの方にヨナグニサンの解説をしていただきました!

ヨナグニサンは、幼虫の時に脱皮を6回ほど繰り返して10センチほどのサイズに成長します。
そこから、サナギの状態になり、天候や気温の条件が一致すると成虫になるとのこと。

 

 

また、成虫の寿命はメスで5~9日、オスは4~5日とかなり短いため、成虫になった瞬間からすぐに産卵し子孫を残すようです。

 

 

成虫のサイズはというと、羽を広げるとなんと24センチにもなるのだとか!
世界最大級の大きさにびっくり!

夏時期になると、ヨナグニサンが飛んでいる姿を見られるそうです。
どんな風に飛んでいるのか見てみたいです!ちょっと怖いですが笑
絶滅危惧種に登録されているので、捕獲は禁止されています。
発見したら、見守って観察しましょう~

ちなみにヨナグニサンの生息地は、八重山諸島では西表島や石垣島でも確認されており、海外ではアジアを中心に生息しています。

 

 

そんなヨナグニサンは与那国島の人達に歌われる民謡にも登場します。

待てよ 待て 蝶
伝言 たのむ 蝶
ソーリ ササ ソラ ササ
吾が 思いは ナァ 蝶
伝言 届けて たもれ
ソーリ ササ ソラ ササ

この歌詞は与那国島の人たちが、このヒラヒラ舞うヨナグニサンに恋心を託す思いを歌にしたようです。
八重山には数多くの民謡があり、生活の中に自然と歌が残っているのですが、この歌もその一つ。

 

 

施設にはビデオ室もあり、与那国島の概要から独特な自然環境、そしてヨナグニサンの生態系をとても分かりやすく紹介してくれます。

約20分ぐらいの映像ですが、ヨナグニサンの一生をサクッと学べるので訪れたら必ず見て欲しいです!

 

 

ヨナグニサン以外にも、亜熱帯の自然環境で生息する様々な蝶も展示されているので、昆虫好きの方は大満足されるでしょう。

天気が悪くて、海底遺跡や釣り、ダイビングに行けない!という日にも楽しめる施設です。

与那国島の豊かな自然と生態系が学べる施設「アヤミハビル館」、ぜひ足を運んではいかがでしょうか?

 

基本情報

アヤミハビル館

住所沖縄県八重山郡与那国町与那国2114
TEL0980-87-2440
営業時間10時 ~ 16時
休み火曜・祭日・年末年始
備考与那国空港より車で約15分
駐車場有り
入館料 /(個人)大人500円・ 小人300円
(団体 5名以上)大人400円 ・小人240円
※2023年5月時点の情報です。

 

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