- しまたび特集
【黒島】人よりも牛が多い!ハート型の島で沖縄県民対象のクリーンナップ大作戦に参戦してきました!
八重山諸島/ 黒島(くろしま)
石垣島からフェリーで30分の場所にある八重山諸島のひとつ「黒島」は人よりも牛が多い畜産業が盛んな島です。なだらかな地形なので、サイクリングをしながらゆったりとした島時間を楽しみに来島する観光客が多い島でもあります。
景観の美しいスポットがある一方、漂着ゴミや雑草で観光スポットが醜くなっている問題があります。 そんな島に、沖縄県民を対象にしたモニターツアー「島まーる」で観光スポットのクリーンナップ大作戦に参戦してきました。2022年1月14日から3日間のボランティア活動です!
1日目、那覇空港に集合。石垣島を経由して黒島へ向かいます。 到着後、活動の前にまずはオリエンテーションで互いの自己紹介や島の説明聞きます。 案内役は、宿のオーナーでもある黒島コーディネーターの久貝(くがい)さん。1月でもお天気によって気温が20℃を超えることもある島ですが、いつでも元気に半袖半パンのお父さんです!(笑)
いよいよ活動開始!初日は港から続く北向きの海岸でビーチクリーンを実施しました。冬は北風が吹くため北側に漂着ゴミが溜まりやすいそう。実はこの4日前にも同じ場所の掃除をしたそうなんですが、既に海岸にはゴミが。
30分近く活動してこれだけ集まりました!大きなものは漁具や発泡スチロール、小さなものはストローや歯ブラシなどもありました。浮き(ブイ)も見慣れた丸いものから透明の長細いものまで大小さまざま。
毎日のようにやってくるゴミ。海流の関係で大陸からのゴミが多く目につきますが、私たちが出したゴミも別の場所に流れていると言います。ゴミを拾いながら、普段の生活について振り返る時間にもなります。
活動の合間はフリータイムもありました。今回はサイクリングで島内散策!地図をもらって準備OK?戦士の皆さんも一時休戦です。
島で唯一の商店や伊古桟橋などの観光スポットを目指して出発。それぞれ好きな過ごし方で島時間を楽しみました。
2日目、昨日の北側とは反対、島の南側にある仲本海岸前の除草作業です。その前に、ゆりの球根を植えます。久貝さんの奥さんのアイディアで、お庭に育っていた球根を拝借して皆さんで大事に植えました。 春頃に花が咲くかも、とのことで口々に「咲いた頃にまた来たいね~」と言っている皆さんの言葉が印象的でした。次の来訪の理由にもなる活動って素敵ですよね。
お次はメインの除草作業。久貝さんが草刈り機である程度背丈のある雑草を刈り、その後に続いて手でかき集めます。草刈り機で刈り取れない低い草などは手で引っこ抜く。少し刈ると残りも気になるようで、皆さん一生懸命根っこの処理などをしていました。
途中、どこからともなく強力な助っ人「島のおじぃ」が参加! 犬の散歩中に私たちの活動を見かけ、一旦家に戻ってわざわざ自前の草刈り機を持ってきて下さいました。 びっちり生えた雑草をバリバリと刈っていきます。頼もしいその姿はまさに『ヒーロー』!
「宮良さん、ありがとうございます!」
約1時間半の活動時間で、ここまで綺麗になりました! 両側の草が短くなっている部分のほぼ全部分を除草しました。元々は車1台分程度の道幅でしたが、2台が余裕で通れるように。
除草を進めているうちにメンバーが気づき「車道と脇道の境目?」なるものを発見。これには久貝さんも「初めて見た!」と驚きのご様子でした(笑)
最終日も活動は続きます。 初日にビーチクリーンをした北の浜のお隣「西の浜」へ向かいます。島の北西部に位置するこの浜は、ウミガメが産卵に訪れる程自然のままのビーチです。そんな西の浜には、初日のビーチとは比べ物にならないくらいの漂着ゴミが。風の強い中の活動となりましたが、浜を勇ましく歩く姿は戦士のよう…!300mほどの浜に大量に打ち上げられた漂着ゴミを拾っていきます。
何やら海の生き物が大量にくっついているペットボトルが・・・。長い間海を旅したのでしょうね。
3日間が無事終了!戦士の皆さん、本当にお疲れ様でした! メンバーからは「普段の観光とは異なる形で黒島に関わることができてよかった」との声が。中には今回参加した前と後でボランティア活動のイメージが変わって楽しく活動できたという方も!離島ボランティアツアーの醍醐味かもしれませんね。
最後に人との関わりの魅力を再認識した3日間でした!
今回参加した沖縄県民対象のモニターツアー「島まーる」事業についてはこちら
https://shima-maru.net/
最新情報が届く「島まーる」メルマガ登録はこちら
https://shima-maru.net/62807