【伊江島】大人旅におススメ!島の歴史と平和の大切さを感じる散策スポットを紹介

沖縄本島周辺離島/ 伊江島(いえじま)

沖縄本島北部、本部港(もとぶこう)からフェリーで30分の場所にある伊江島(いえじま)には、多くの史跡が残っていて、ふらっと大人旅にするのにおススメです。

 


実は伊江島では戦争で多くの犠牲者が出ていて、「沖縄戦の縮図」と言われているようです。

意外と知られていないのが、島の約3分の1ぐらいの面積が軍の施設となっていること。
今回の旅は、そんな島の歴史や平和を考えさせられるスポットを紹介したいと思います。

 


まず最初に訪れたのは、「ニャティヤ洞」です。
ここは、戦時中に1,000人もの命を救った洞窟で、当時は防空壕として利用されていました。

 


この「ニャティヤ洞」に隠れていた人たちは全員無事に戦火を逃れることができたそう。
そのため、今ではパワースポットとして親しまれています。

 


洞窟内にある「ビジル石」という力石を持ち上げると子宝に恵まれるとの言い伝えも!
写真左の石を、持ち上げて軽いと感じたら、女の子で重いと感じたら男の子が生まれると、言い伝えられているそうです。
ぜひ「ニャティヤ洞」に行った際はお試しあれ!

伊江村公式サイト「ニャティヤ洞」
https://www.iejima.org/document/2015011000091/

 


次は、島の中心部にある「公益質屋跡」です。
ここは、1929年ごろに設立され公益を目的に経営していた「質屋」さんです。

恐慌で村の生活が苦しい時に、低利で融資を行い生活を安定させる役目だったそうです。

 


そんな島民にとって大切な場所も、第二次世界大戦の沖縄戦の戦火を浴びて、壁に穴が開いていたり銃弾の跡も確認できます。
非常に激しい戦いだったことが分かります。

伊江島観光情報ポータルサイト「ぐるり伊江島」
公益質屋跡

 


次の場所は、この島を守る為に戦死した約2,000人と住民約1,500人、計3,500人が合祀されている「芳魂之塔(ほうこんのとう)」です。
近くには亡くなられた方の名前がびっしりと書かれた石碑が並んでいます。
また、伊江島では戦闘が終結した4月21日に毎年、平和祈願祭が行われています。

伊江島観光情報ポータルサイト「ぐるり伊江島」
芳魂之塔(ほうこんのとう)

 


最後に訪れた場所は、「ニーバン ガズィマール」。
ここは二人の日本兵が戦火を逃れるため、ガジュマルの上で生活し、敗戦を知らずそのまま2年間も生活を送ったと言われる場所です。

 


多くの犠牲者が出た伊江島の地上戦のなか、このガジュマルのおかげで二人の命を助かったようです。

伊江島観光情報ポータルサイト「ぐるり伊江島」
ニーバンガズィマール

 

伊江島で起きた悲惨な戦争が二度と起こらないよう、毎年多くの修学旅行生が平和学習の為に島に訪れるようです。

島の観光といえばキレイな海や美味しい食べ物ですが、島の歴史を一つ深く学ぶことで、より旅が意義深いものになります。

ぜひ伊江島に訪れた際はこの様な場所にも立ち寄って、違った側面を見て欲しいと思います。


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基本情報

伊江島

住所
TEL
営業時間
休み
備考本部港からフェリーで30分 料金:大人往復1,390円/子供往復710円 レンタカーでお越しの方は本部港のコインパーキングをご利用ください。

伊江村公式サイト
https://www.iejima.org/document/2015012100097/

 

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