- しまたびの体験紹介
【石垣島】赤瓦古民家から島の歴史・文化を学ぶ、『ゆんたくガーデン』の街歩きツアーのご紹介
八重山諸島/ 石垣島(いしがきじま)
沖縄離島のイメージといえば、青い海、白い雲、そして赤瓦の古民家を思い浮かべませんか?
南の島ならではの家づくりや街づくり、そして生活に密着しているお祭りなど、街歩きを通して体験できるツアーに参加してきました。
ガイドの「ゆんたくガーデン」大倉さんは、石垣島移住相談などのアドバイザーをしながら、移住を検討されれている方へ島の生活や文化、歴史などを含め伝えています。
まず最初に石垣島の伝統古民家の作りや、ルートを紹介。
台風の多い島ならではの防災対策が家づくりにも施されていて、琉球古民家に対しての理解が深まったところで街歩きツアーがスタート。
玄関を出て、家の門に飾っている貝「スイジ貝」。
この貝は形が「水」の字に似ているため、スイジ貝と呼ばれるようになったそう。
この貝の口の部分が悪い気を吸い込んでくれると言われていて、古くから魔除けとして門や石垣の上に置かれています。
家を囲う塀は琉球石灰岩で積み石されていることが多く、この写真は「野面積み」「乱積み」タイプの塀になります。
ゴツゴツした岩肌がガチっと組み合わさることで、地震でも崩れにくいそうです。
また、石と石に隙間があることで通気性を保ち、台風などの強風でも力を逃がすことができるので倒れないとのこと。
本当によく考えられているな~と感じます。
街歩きツアーを中は、20~30軒ほどの古民家を見ながら歩いていたら、少し開けた場所にある「宮鳥御嶽(ミヤトリオン)」に到着した。
ここは毎年、石垣市字石垣地区の豊年祭等を行う場所で、古くから地域の方が集う場所でもあるそうです。
建物の裏側には祠もあり、そこで神事の際にお祈りが行われます。
更に15分ほど移動すると、「真乙姥御嶽(マイツバオン)」に到着。
ここは、1500年代に石垣島で行われた地元民のオヤケアカハチと中山軍(琉球王府)との闘いで、中山軍に協力した長田大主の妹マイツバの墓を御嶽とした場所です。
境内には大きな巨木になった「オオバアコウ」がずっしりと構えている。
その後も、街歩きツアー中にいくつかの伝統古民家や重要文化財を見学しながら、市内をぐるりと周ってスタートのゆんたくガーデンに戻りました。
このツアーのしまたび特典では、石垣島の歴史や文化等を方言を標準語に訳しながら、紙芝居形式で紹介。
さっきまで通ってきた風景を思い出しつつ解説を聞くことで、更に石垣島について理解を深めることができた。
約2時間ぐらいの行程でしたが、島の人が大事にしていることや習慣を知ることで、より味わい深い旅行になりました。
ガイドの大倉さんは「地域の文化や歴史を知れば、もっと石垣島旅行が面白くなりますよ。」と、言ってくれた。
石垣島旅行に訪れる方、特にリピーターの方には、この街歩きツアーを通じて更にこの島の魅力を感じてはいかがでしょうか?
基本情報
一般社団法人ゆんたくガーデン
住所 | 沖縄県石垣市大川129番地 |
ツアー 開始時間 | 午前:9時30分~ 午後:15時40分~ |
備考 | 離島ターミナルから車で約6分、徒歩で約20分ほどの場所です 車でご来園の場合は駐車場は正面玄関の裏側になります |